地獄のような仕事をしている

「(@panda_rubber)さんの作るものなら何でもいいですよ」→つくる→「いいかんじですけれどもちょっと違うんですよね、この、つくってもらった部分の●●の部分を膨らませてなにかできませんか?」→つくる→「だいぶいい感じですね、じゃあこの作ってもらったうちの△△の部分は大丈夫です(この時点で●●の要素なし、全体の1/8くらいOKで他は没ってこと)、この感じでほかの部分もお願いします!」お願いしますじゃねえよ爆発して死ね。お前は会社勤めだからこのやりとりの間も時給は発生してるだろうけどな、こっちはその間ただ働きだし、お前給料もらってるんだからちゃんと仕事しろよ死ね爆発しろ。
福満しげゆきさんの漫画が詰まんなくなったのって編集者のせいなんじゃないかなあと思う。実際、福満さん発達障害を持っていそうだし、そういう人は、一般的な編集者の仕事(さっきツイートした三連ツイートみたいな仕事)(今前まで当たった9割の編集がそんなの)をされると間違いなく潰される。
漫画家を潰すのは大抵編集者だよ。
ということで気をとりなおして、そのじゃあ「こういう感じでお願いします」のあいまいなそういう感じの部分を描く仕事にかかるか。多分、掲載までにあと3,4回こういう作業をする。そしてどんどんつまらないものになっていく。その責任取るの全部作家だからな。本当に糞。

インターネットからの文学というところからちょっと考えてみた。

ニコニコ動画から「文学」は生まれうるのか? - あままこのブログの記事を読んで。

  • ポンと膝をうつ意見だったし、“文学ではなく民話である”というのもすごいしっくりいった。人口に膾炙しながら、枝葉がそがれて物語の骨格と主要素だけが残された内面の取り払われた物語。確かに。と思った。
  • で、そもそも文学が生まれるのかと言った時に、そもそもニコニコどころか、インターネットから発生した文学ってあったっけ?って思った。
    • 電車男……電車男……。
    • ゲームセンターで出会った女の子……。
  • 最近、小説家になろうのサイトの小説を読んでいるんですけれども、読んだ後、すぐに感想を共有できるし(自分が↓みたいな感想の羅列をしているのも事後的なニコニココメントみたいなものを個人的に指向しています。ほかのなろう小説を読んだ時こういう風に感想を共有できるサイトがあったら嬉しかったので)そして、それが、作者の人に図らずもフォードバックされてしまう。(自分の知る限り、エゴサーチをするのを我慢できる物書きはとても稀です)
  • 文学は孤独から生まれるし、普通にしててはインターネット上で孤独になる事ってない。
  • じゃあ、インターネットから文学は産まれないのか、っていうとそんなことは無いと思う。
  • 幽遊白書のOPでも言ってた「まちの人ごみ、肩がぶつかってひとりぼっち」って。ふたつまるをつけてちょっぴりおとなって。
  • インターネットで文学が産まれる素地はあると思うんですよ。文章がうまくて、面白いお話をかけるけど、孤独な人って、いるし。
  • 漫画ですけれども模造クリスタル | Matogrossoとか、こういう感じで文章を書いてる人もいると思う。
  • で、DECO*27 - 音偽バナシ feat. 初音ミク - ニコニコ動画とかこどものしくみ / 初音ミク - ニコニコ動画とか、再生数とか人気もあるし“あ、なんかヤだな”って思う要素のある楽曲も結構あります。
  • だからなんだって話ですけれども、たぶん、生まれる可能性はいくつかあって、そう遠くない時期にでてくるんじゃないかなー文学的なのがって思うんです。ただ、それはネット上の小説というよりは、単行本書籍となってしまう気がしますけれども。

メルーニャさんが何故萌えるか、あと如何に萌えるかというはなし。

  • シナモリアキラも、アズーリアもそうだけれども、自分がヒトを殺したことに対して、そしてヒトを殺すことに対して、許されたいと思っている。言い訳を探してもいる。
  • シナモリアキラは前世でも人殺しだったけれども、それは、自分が経済的に恵まれた側、“奪って殺す側”にいることに対して、それに目をつぶったまま生きるということが、つまり、無自覚に人を殺し続けているということに自覚していて、そしてそういう殺人者になりたくないので、逆説的に殺人を犯していたのだと思う。“人殺しになりたくないから人を殺す”。
  • アズーリアもシナモリアキラも人を殺すということがとても恐ろしくて、それに対して許しが欲しいとおもっている。
    • メイファーラさんとアズーリアさんの違いは、メイファーラさんは位階の第7位の天眼の民なので、殺して自分の立ち位置を示していないと次に自分が殺される側に回る、という“生きるために殺す”なので、それはそのまま正当化できる。正当化してもいないけど、ただ、それは殺しても良い理由、にはなりうる。自分が生きるために殺すというのは、誰もがもっている権利だ。
    • アズーリアの場合は、位階2位。アズーリアが塔を潜って、殺す理由というのは、妹を助けたいという願いの為に。そのために人狼種を殺して、異獣を殺して、屍の道を築いてる。
      • 結局、それを正当化する為に、槍神教の教えを内面化しようとしているけれども、していたけれども、さてどうなるのか。彼女がこの先、どの道を選ぶのかは、この作品のテーマだと思うので楽しみにしてます。
  • さて、で、メルーニャさんですよ。我らが白のメートリアンさんですよ。
    • メルーニャさんが、本当は情に厚い女の子だということは、ファリスで遡ってペレケテンヌルさんを吹っ飛ばしたときのエピソードでご存知と思いますが。(誰に話してるんだ)
  • さて、メルーニャさんは人を殺すときに、自覚的であろうと思っている。自分に酷い事をした相手への憎しみが強い分だけ、自分が酷い事をした相手には憎まれて当然、というか憎まれるべきだと思っている。人を殺すときに、人殺しの顔を。ヤるときにはヤる。ヤらなければならないときにはヤる。それも徹底的に、なにも残らないくらいに。なんとなれば、人殺しとして正しくないからだ。相手に憎まれて、殺してやると呪われて、人を殺すからにはそうしないとフェアではない。殺される理由を相手に押し付けたり、自分ではない誰かのせいにしたりしない。
    • っていう感じの人間だなーって勝手に思ってるんですけどね。
  • だから、ナトさんに、“ミルーニャはかえってナトに感謝されたりしていることがたまらなく嫌な様子で”っていうのが、もう、ミルーニャさんたまらんわーってなる。
  • 自分の事を憎んで呪って当然の相手に(むしろそうしてもらわないとならない相手に)許されて、感謝までされるというのはもう、本当に辛いんだろうなあと思う。それは安らぎでもあるけれども(そしてシナモリアキラがアズーリアから与えられて、アズーリアがシナモリアキラから与えられたものだ)でも、それを受け入れられない。
    • (ミルーニャさんたまらんわー)
  • あと、まあ、ナトさんも、ペレケテンヌルの三本足の民なので、ペレケテンヌルの巫女になった人間がどんな目に遭うかとか、その辛さとかも知ってたのかもしれないなー、それで同情とかもしたのかもなーって思う。大人だしなー。
    • ペイルとナトとイルスの三人は、地上編での一服の清涼剤、というか癒しなのでもっと出てほしい。

名前の件と品森晶(前世)での人となりについて

ロウ・カーインの恐らく元ネタ
ロー・カーイン - Wikipedia

聖騎士キロンの元ネタ
ケイローン - Wikipedia



ロウカーインは、香港の映画スターで、キロンはケンタウロスの賢者。神話のキロンは、不死の能力を持っていたが、ヘラクレスの撃った毒矢が膝に刺さり、その苦しみから逃れるために、不死の能力を他人に譲渡して自殺した。


で、そこらへんのマイナー映画とか、ギリシャ神話とか、あとトリシューラなどの単語を知っている件から、やっぱりある程度知識階級の高い人間で本ばっか読んでるタイプの人間じゃないかなーって気がする。脳内に百科事典入れてる可能性もあるけど。


あと、巡槍艦マツヤと巡槍艦ノアズアークについて。
ノアズアークは言うまでもなくノアの方舟ですがマツヤってなに?旅館?旅館まつや検索
で調べてみたら、(wikipedia:マツヤ
ヒンドゥー教で大洪水を予言して船に乗るように勧めた神様(ヴィシュヌの化身)。おそらくノアの方舟と神話の期限が同根。
こういう感じでネタ探しが簡単に出来るのはインターネットのいいところだし悪いところだね。もうエヴァの謎本とか売れない時代だよ…。作家殺しの時代。逆に、こういう風に隠された何かを昔のアドベンチャーゲームみたいに隅つっついて見つけていくのもたのしからずや。
百科事典とwikiを片手に読む物語なのだわ。




あと
炎(ひさん)は黄金(にんげん)を証明する!『Ignis aurum probat;miseria homines』
天空のアルカミレス - Wikipedia
からの引用。

イグニス・アウルム
正式名称は「金焔イグニス・アウルム」。拓也の扱う金色の戦器で、形状は長大な大剣(クレイモア)。第二の位の戦器。
その威力と外殻だけで並のテリオンならば軽く圧倒できると言われているが、使用者には多大な負担を課し、制御不能の暴走を起こさせる危険を孕んでいる。
手に取る者を使用者として相応しいかどうか試し、『炎は黄金を証明し、苦難は勇者を証明する』(イグニス・アウルム・プロバット、ミセリア・フォルテース・ウイロース)と答えることによって使用者として認められる。
必殺技として、使用者の精神力を光の刃に変える「斬刹(リネア・レクタ)」がある。

http://www.kitashirakawa.jp/taro/?p=520
「イグニス・アウルム・プロバト。ミセリア・フォルテース・ウィロース」と発音します。
ignis は「火」を意味する第三変化の男性名詞・単数・主格、aurum は「黄金」を意味する第二変化の中性名詞・単数・対格です。
probat は「証明する」という意味の第一変化動詞、現在・単数・三人称です。
「火は黄金を証明する」という意味になります。
後半の miseria は「悲惨」を意味する第一変化・女性名詞・単数・主格、fortesは「強い、勇気ある」を意味する第三変化形容詞fortisの男性・複数・対格。virosは、「男」を意味する第三変化名詞virの複数・対格です。
「悲惨(な出来事)は(真の)勇者を証明する」という意味です。
セネカの言葉です(『摂理について』5.9)。

ラテン語の言葉らしい
ゾルダ・アーニスタもこの呪文を使っていた。唱えたのはフラベウファでひらがな読みだったけど。
またゾルダ・アーニスタは氷槍を持っているので、コルセスカの使った炎の技は、アルセスと交換したものと思われる。

『3-23 睥睨するエクリーオベレッカ』感想

http://ncode.syosetu.com/n9073ca/


  • ミルーニャさんがサイバーカラテに興味津々。でもあの投擲返しの『弾道予報ver2.0』はもうないんやで…。あれ便利だったので何かの何かで復活してほしい。
  • 12回の殺人事件。密室殺人なんだけれども、なぞらえ連続殺人事件なので、金田一少年みたいに、トリックを読者の人が暴くような楽しみがあっても良かったかもって思う。いや、結局“読者の人が知りえない技術”によって殺人が行われているので羽入が出てきた時のひぐらしショックみたいになることは目に見えていますけど。
  • 一気に国の名前がたくさん出てきて混乱する。
    • “この国”がアルセミットで、エルネトモランはその中の騎士団の本拠地と司教がいる都市だけれども首都ではないっぽい。
    • アルセミットの首都はアルセミ
    • ドラトリアの首都はカーティスリーグ。
      • おねがい!ディスパータ先生!!
  • セリアック=ニアちゃん、狂ってるのは姉と一緒にいるときだけかと思ったけど単体でも相当なアレっぷりで。素敵。
  • 獅子王キャカラノート”という単語が出ました。おそらくレオのことだろうけれども、これがどうつながってくるのか。
  • “あの”リールエルバと仲の良かったリーナ、というだけで株があがる。天然ってすごいな。
  • 伝説の彫刻家サーク・ア・ムント、どこで重要な登場をするか分かんないからタグ付してフォルダにほおりこんどけ!
  • 「セリアにはわかりません。セリアの中にいるナーグストールはセリアです。なら使徒様の中にいるフィリスだって使徒様ではないのですか」
    • ほとんど自由意思を出さないセリアがこういうこと言うと萌える。萌えるとしか言いようがない。
  • 「セリアもそう思いますが害虫はやはり殺すべきです」あ、セリア本当に好きかもしれない。
  • おもいもよらずお母さまにご挨拶をするアズーリア。大変だな!!(にやにやしながら)
  • 地獄地獄で面倒な神様の派閥あらそい。向こうにも天使の階層みたいのがあるのかなあるんだろうな。
  • イルスとナトとペイルの三人が好きなので、出番があると嬉しい。こういう脇役にもちゃんと配慮してくれて嬉しい。あとイルスがプリエステラとなんかしてると嬉しい。
  • 浄界、というのがよくわからない(ざっくりしすぎて)んだけれども、固有結界とか、幽遊白書で出てきた“テリトリー”のようなものなんだろうか。そういうものとして理解しておく。
  • 天上の宮殿って、なんか少女革命ウテナっぽい。
  • “ミルーニャはかえってナトに感謝されたりしていることがたまらなく嫌な様子で”ミルーニャさんいい女やで。ほんまに。
  • ターンX状態のナトさん。
  • これからシナモリアキラVSキロン戦へ、援護の映像が配信されるんだけれども、英雄キロンと戦っているということを知らないアズーリア。アズーリアにとってキロンも恩人であり、おそらく敬意を示す相手だと思うので、それを知った時どうなるかっていうのも、思う。
  • 次回更新が楽しみです。

幻想再帰のアリュージョニスト『3-22 シナモリ・アキラより』感想

http://ncode.syosetu.com/n9073ca/62/


  • 第2章、第五階層からのサイバーカラテ道場支部(仮)に対する伏線回収
    • 結局、偽装工作で炎上を仕掛けていた、おそらく騎士団の内部の人、と思われる連中は出てこないのか。現実世界と同じように時給890円のアルバイトがゲートキーパーをしてるんだろうか。現実は無情である。
  • 相変わらず女のことになると冷静さを失うソルダ・アーニスタ。何度転生しても同じことを繰り返す最悪の転生者。元はといえばお前のせいなんじゃないのか…。
  • 星見の塔の勢力争いが本当にややこしい。図。図。
  • 守護の九槍、これから3位、4位、6位がいっぺんに出てくるっぽいけど、「まさかアレ(キロン・9位)より強いってことは無いだろう」って思うくらい9位強かった印象がある。
  • “『違法霊薬キメてアストラル投射の限界速度突破したった』ってアストラルネットに投稿したら逮捕されかけて家が揉み消したらバレて炎上した”なんというか、アメリカとかのセレブ娘感がすごい。酷い。
  • 虹の色は9色。うかつな事を書くとすぐ反映されるのでうかつなことが言えない。男根のメタファーである。こういうのはうれしいけれども、そういうサービスによって、お話自身が影響を受けてしまい、元からの着想や構想を阻害してしまって、読者サービスでグダグダになって身内受けだけの狭い世界でお楽しみになってしまった小説なりブログなり企画なりを見ているので、あんまり好ましい傾向ではないなと思う。自分がいうことではないですが。

世界の物理的なビジュアルについて

  • 何度具体的にビジュアル的な世界観が示されているけれども、自分の理解力がないのか、説明が足りないのか、どうも世界の構造自体がうまくビジュアルとして理解できない。
    • 箒で飛んでいったけれども、地上から天上までの距離感とか。“地上が全部見渡せて、地獄まで見渡せる高度、そしてその間を繋いでる世界槍もみえる高度”となると、地上円(円形をしていたらですが)の直径くらいの高さを飛ばないといけないけれども、となると、地上がやたら狭いのか(空気の断熱圧縮を無視するとして)物凄い速度で駆け上ったのかどっちかですが、地上がやたら狭いにしても日本列島くらいの大きさ(3000キロ)はあるだろうし、そうすると一日日帰りできるからまあ片道3時間として時速1000キロ。マッハ1が1225キロだから、だいたい亜音速で飛んでることに。
    • まあ、それくらいならミルーニャ様の工房なら作れない事もなさそうだけれども…。地上が日本列島位という条件だけれども…。
  • ちなみに世界の広がりを地球の表面積と同じくらいにしたら直径大体25500キロメートル!同じくらいの視点になる高度まで3時間で飛ぶとしたら時速8500キロ!マッハ7!現実の世界での有人飛行機の最高速度がマッハ3くらいで、一応無人飛行機の最高速度記録としてはマッハ9くらいあるけれど、そこまで行くとNASAの実験機くらい。
    • ミルーニャさんとんでもないもの作るな…。リーナさんお願いですからヘルメットくらいはかぶってください。マッハ7も出てたら気休めですけど。かぶっててもかぶってなくても事故ったら豆腐ですけど。トントロポロロンズ。
  • 世界槍が複数刺さっているということだけれども、登ったり下りたりしてる世界槍はその中の一本なのか、間の階層の世界は、世界層の内部に折りたたまれて入っているっていってたけど、“外”からは層になって見えたりしてないのか、階層の中は殆ど太陽が射さないって言っていたけれども、それは壁の中みたいになってるのかとか。
  • 1章の2で、複数の人口太陽が、っていっていたのは“第八の創世竜メルトバーズが吐き出した炎”のことのよう。
    • そして、コルセスカの目的はメルトバーズの打倒。
  • “世界を取り巻く大気そのものである第一の創世竜、界竜ファーゾナーを突き抜けていく。ついでにとばかりにリーナはその巨体から鱗の一枚を拝借していく。”というのがビジュアル的に理解出来なくて。具象化してるのかとてつもなくでかいのか、神龍(シェンロン)のすごいでっかいみたいのが、象徴として大気圏を巡回していて、そっからはぎ取っていったのかとか。ビジュアル的には最後のが処理しやすいけれども。
  • あとは、ドーム型になって世界を覆っている薄い膜のようになっていて、それを、パリーンって割って、そのかけらを持ってたとかそういうイメージだろうか。
  • ラノベはビジュアルイメージをしっかりさせて読む派閥。

ミルーニャさん

  • トリギスさんとのこと。
  • ミルーニャさんドライだったり冷たそうだったり色々割り切ってそうにみせて情が深そう。
  • たぶんペイルさんが死んだりしてもなんか辛い感じになるんだろうな。いい女だな。
  • ところで自分の中のビジュアルイメージでペイルさんこんな感じ
    • 黒檀の民じゃないのに…変だな…なぜか自分の中ではこんな感じだった…。